恐れるより行動を

認知症に罹患することを恐れるより予防法を実践してみよう

進行を予防するために

高齢化の進む日本では、多くの方が介護職として働いています。老人ホーム・デイサービス・訪問介護など介護職の働く場所はさまざまです。高齢の方と接することが多い職業であるため、増加している認知症への理解は不可欠です。症状の進行を予防するためには、内服薬・貼り薬といった薬剤による治療以外にも、周囲の方の関わり方が重要になってきます。

認知症になると今まで当たり前のように行ってきた会話も難しくなり、他人と関わることが減ってしまいがちです。そうすると残存している認知機能まで衰えてしまい、さらに症状が進行してしまいます。少し前のことを覚えていられない、思い出せないということはとても不安です。そういった思いを理解しようと努め、穏やかに接していくことが大切です。それによって認知症の方の意欲や自信を引きだし、行動してもらうことへつながるでしょう。失敗することがあっても責めずに、できることをしてもらうよう促してください。

入浴や排泄を手伝ったり、一緒にゲームをしたりして身近で接することの多い介護職だからこそ意識することが必要です。また早期発見をして治療を開始するほうが、症状の進行を予防するのに効果的です。そのため普段から接する方をよく観察しましょう。同じことを何度も言ったり聞いたりされるようになった、好きなことに興味を示さなくなった、身だしなみに気をつかわなくなったなどの変化があれば、受診を促していくことも必要です。